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- 2023.03.31 Friday
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皆様 今朝はワンちゃんを車に乗せ、5時2分に出発しました。このように出発が遅れたのは、中古ながらシグマAPO50-500を手に入れ、装着に時間がかかったからです。玄関を出るとすでに東は明るく、空は、昨夕の激しい雷雨はうそのように晴れていました。ハシブトガラスは4時32分に東で鳴き出し、ワンちゃんと外に出たときにはハシブトガラスとスズメが鳴いていました。気温は8度でした。
新町を曲がり、繁桂寺の門を過ぎた5時4分、朝日がまん丸に輝いていました。
北エントランスのゲートを抜け、周囲堤の上に5時7分に着くと、雲海状の霧が出ていました。朝日も輝いていましたが、朝日を外して、新しいレンズで霧を写しました。レンズに気をとられて、鳥の鳴き声に注意がいきませんでした。気温は7度でした。
新赤麻橋を渡り、鷹見台に5時15分に着きました。気温は5度でした。第2調節池は霧が水墨画のような世界を作り出していました。写真を添付します。
掘削沼を見ると、鳥がいます。カメラの750ミリで撮って確認すると、アオサギとゴイサギであることが分かりました。しかしカモらしき鳥が泳いでいるのですが、さすがに750ミリで撮っても判別できません。そこで、ワンちゃんと沼に近づくことにしました。
囲繞堤を半分くらい下りると、ヒバリが私たちの回りを低く飛び、口に何かをくわえていましたが、ぽろっと落としました。不思議な行動です。他でも低く飛ぶヒバリが見られました。繁殖行動の一種でしょうか。
岸に近く来ると、湿地部分に2羽の鳥が止まっていました。1羽はカラス、もう一羽は飛び立った時写真を撮り拡大して見ると、トビであることが分かりました。
肝腎のカモは遠くを泳いで、霧でぼんやりして種類は分かりません。でも多分カルガモでしょう。帰りに5羽北をカルガモが飛んでいましたので。写真をご覧下さい。
帰り道、草を見ると、アカツメクサが花を開き始めていました。そして囲繞堤に戻ると、1基の熱気球が男体山の右に上がっていて、霧の中から2基が上がろうとしていました。写真を添付します。
西斜面にオニアザミが美しい花を開いていました。いよいよ本格的にオニアザミが花を開くのでしょう。
5時45分、ワンちゃんを車に乗せて、新赤麻橋を渡り、第1調整池を見ました。赤麻橋を渡る前は、霧が深くて見えなかった横堤屋敷跡、クワ並木、間明田家屋敷跡が見えてきました。
ここから新川の湿地を見るために車を降りました。すると、赤麻寺の鐘が鳴り出した6時、新川の最下流の西のクワの木から、あの複雑な鳴き声が聞こえてきました。まちがいなくコヨシキリです。ついにコヨシキリの囀り聞くことができました。おそらく1週間くらい前から鳴いていたと思います。しかし、鳴くのが短くて確認できなかったのです。今朝は繰り返し囀りました。これでオオヨシキリ、コヨシキリ、オオセッカが揃いました。いよいよ夏の鳥が揃いました。これからカッコウとホトトギスが鳴き出すことでしょう。願わくは、サシバを見る事ができますように!
湿地に行きましたが、アオサギとダイサギ、そしてカワウしかいませんでした。
帰ってくると、田名網さんがクロちゃんと走ってきました。ジャレッドは車の中に閉じ込めていたにもかかわらず、激しく鳴き、あらためて嗅覚の鋭さに驚きました。田名網さんは昨日の午前、那須塩原市の10キロ走に参加して、渡良瀬川研究会のフィールドワークには2時からの参加になったと言っていました。毎回クロちゃんと走っておられます。
帰り道、繁桂寺に寄ると、複雑に鳴く鳥の声が聞こえてきました。ピーチョピーチョピチョピチョピチョというような鳴き声です。ピチョピチョピチョはウグイスの谷渡りに似ています。本当に色々な鳥がいますね。
さて、昨日の渡良瀬川フィールドワークで、間明田粂次郎さんの大榎に藤の大木が絡みつき、たった一つですが、花を咲かせているのを見て、感動しました。4月27日にこの屋敷跡に入ったときは、大榎自体に注意を引かれ、藤まで見る事ができませんでした。藤については、大平山大中寺の根無し藤の伝説が有名ですが、ご住職の中島先生の話では、あまりにも生命力がありすぎて、他の木を枯らしてしまうので困っているとのことでした。大榎はこの藤にも負けていません。太い藤は2本絡みついているのですが、その内の1本は燃えて枯れています。ヨシ焼きの火が入ったのかもしれません。ここでは絡みつく大藤と、咲いている花の写真を添付します。
そのフィールドワークで戻る道すがら、チョウジソウの群落があるのを知り、その美しい花を写真に収めました。この群落は盗掘が心配です。1本2−300円で売れるそうですから。花は、このように野生で花開いているのが、美しく大切です。移植すると魅力の大半が失われます。
フィールドワークでは、残留民、水野彦市さんのご子孫にお会いし、彦市さんの長女リウさんが間明田粂次郎さんの息子さんと結婚されたことをお教えいただきました。ぜひとも詳細を伺わねばなりません。 高際澄雄
皆様 今朝はワンちゃんを車に乗せ、4時34分に出発しました。ハシブトガラスは4時15分に東で鳴き始め、玄関をでた時には、方々で鳴いていました。車に乗る頃には、家の近くでスズメが、北でシジュウカラが、そして南でウグイスが鳴き始めました。気温は11度でした。
家を出るとすぐに、気温は10度に下がり、周囲堤を下りると、9度になりました。運動公園は霧で覆われ、囲繞堤のサイレン塔近くに4時38分に着きましたが、雲海状の霧が第1調節池に出ていて、ウワミズザクラの茂みはてっぺんしか見えませんでした。気温は8度でした。オオヨシキリ、ウグイス、ホオジロ、ヒバリが囀り、ハシブトガラスとキジ、コジュケイが鳴いていました。
ヌマスギ方向が朝焼けが強く、写真を撮りましたが、SDカードが入っていなかったので、失敗です。
上流越流堤記念碑に4時52分に着きました。周囲を見渡しましたが、河川敷より第1調節池の方が深い霧が出ていました。
記念碑を下り、赤麻B水位観測所の脇からヨシ原に入りました。この水位観測所は古い建物ですが、上には太陽光パネルが設置されており、使われていることが分かります。その近くでタヌキが死んでいて、肉は全部食べられていました。
水位観測所近くにはかすかに轍の跡があり、そこを辿ってワンちゃんと歩きました。スギナの混じるヨシ原ではスギナも伸びましたが、ヨシはスギナの倍近く、ところによっては私の胸まで伸びています。おかげで、今朝はゴム長で来たのですが、ゴム長の上から朝露が入り、靴下はビショビショになり、昨朝より悪い状態となってしまいました。
気づくと、背後に、霧の中、朝日が出ていました。写真を添付します。例によって、実際の朝日はもっと赤く見えました。
ウワミズザクラの茂みに来ると、複雑な鳥の鳴き声が聞こえてきました。ガビチョウとは違います。もっと細い声です。この鳴き声は以前、ヒヨドリの異なる鳴き声だろうと考えたものですが、今朝、まったく異なる鳥であることが分かりました。その鳴き方は、ホウチョウホウチョウ、ジコチョウジコチョウ、フミキリフミキリ、ユーエスユーエスとこのように聞こえました。私がウワミズザクラの茂みにいる間鳴いていました。たいへんに美しい鳴き声です。ほかにも2種類、分からない鳥がさえずっていました。ここは鳥の鳴き声が美しい茂みです。
ウワミズザクラはすでに花期を過ぎています。南に回ると、やはり咲いていました。明らかにミズキです。まだ蕾が多く、ほとんど開花していませんが、添付します。ぼけているのは、霧のせいです。この茂みには少なくとも4本のミズキの木があります。いよいよ白い花が多くなる時期です。多分遊水地にはないでしょうが、遊水地外の雑木林ではそろそろエゴノキの咲き出すでしょう。
ウワミズザクラの茂みに、ウワミズザクラの木は5本あると報告してきましたが、今朝数えると7本です。西側に見落としていた木が2本ありました。
林床のノイバラはまだ花を開いていません。黄色い花がありましたが、いままで見かけない花です。写真を添付します。
ここから轍に戻り、囲繞堤を上りました。すると、第1調節池の霧が消え始めているのに対し、河川敷の霧は濃くなっていました。ここでは三毳山方向に撮った写真と、車に乗り込む前にヌマスギ方法に撮った写真を添付します。いつもように、朝日の近くの霧は金色に輝いていました。
5時45分、ワンちゃんを車に乗せて、5時46分、帰路に就きました。
昨日の夕方散歩についても報告します。新町樋管にまだコガモがいるのではないかとそっと近づくと、小さなカモが1羽ゴルフ場に飛び、2羽が遠くに隠れました。さらに探しましたが、2羽はついに見つからず、写真が撮れませんでしたが、まだ3羽のコガモが新町樋管先の水路に残っています。こんなに遅くまで残っていて大丈夫かと心配になります。 高際澄雄
皆様 今朝はワンちゃんを車に乗せ、4時48分に出発しました。4時25分にハシボソガラスが南で鳴き出しました。玄関から出た時には、スズメが家の周りで鳴いているだけで、カラスの鳴き声が聞こえなかったのですが、車に乗り込もうとすると、北からかすかにハシブトガラスの鳴き声が、そしてウグイスの囀りが聞こえてきました。そして南で、コジュケイが、さらにキジが鳴きました。気温は9度でした。東から南の空は雲に覆われていますが、北から西は晴れていました。
ゴルフ場西の周囲堤上に着くと、ゴルフ場からウグイスとホオジロの囀りが聞こえてきました。そして周囲堤から下に向かった直後、気温が8度になりました。
ゴルフ場のゲートを抜け、サイレン塔に近づくと、オオヨシキリの囀りが聞こえ、さらに道を曲がった4時52分、左側の草地で、そして4時53分、右の草地でオオセッカが囀りました。
草地でヨシやオギがないところには、茶色の部分と白い部分があります。茶色の部分はアゼスゲの穂が、白い部分はチガヤの穂が出ているところです。
横堤のゲートからさらに南に行くと案の定、野生の藤が咲いていました。遊水地内で藤の花が見られるところは多くありません。遊水地外の雑木林では今藤の花が滝のように咲いているところがあるのですが、ウワミズザクラの茂みでは藤は見られません。ここは遊水地で珍しい場所です。写真を添付します。
写真を撮ろうとしていると、木村さんが来られました。この前のハヤブサを教えて下さったことにお礼を言うと、「ハヤブサは構造物が好きなようで、よくあの場所で見かけるんです。一度はあそこにミサゴが止まっていたら、あとからハヤブサがやってきて、追い払ったんですよ。」とのこと。確かに以前NHKの番組で、ニューヨークのビル街に住むハヤブサを放送していました。そういう傾向がハヤブサにはあるのでしょうね。それに魚を主食としてる大きなミサゴより、小鳥を主食としてハヤブサの方が気が強いのでしょう。
木村さんと別れ、方向転換して、横堤のゲートを抜けて、5時1分、横堤屋敷跡に入る道の前に駐車しました。ホオジロ、ウグイス、ヒバリ、シジュウカラが囀っていました。南の土取り跡沼には魚の作る波紋ができています。北の土取り跡沼には日の出直前の輝きが映っています。そして5時6分、東の雲の上に朝日が輝き始めました。
入り口から最初の屋敷跡となる田中明之進さん屋敷跡に上りました。ヨシとスギナは朝露に包まれていて、スニーカーで来たことを後悔しました。すぐに朝露が靴の中に入り込んできたからです。田中明之進さん屋敷跡から方々を見ることができましたが、ここでは長谷川一家の屋敷跡の写真を添付します。ここでも竹は枯れています。120年に1回の竹枯れが起こっている可能性があります。
ここを下り、長谷川家の方向に歩きました。長谷川力蔵さんの家を過ぎて、長谷川庄蔵さん屋敷跡に近づくと、池の跡が見え、さらに南にも池の跡が見えました。
ここから宮内政蔵さんの屋敷跡に向かいました。ここには踏み分け道があり、南に大きな茂みが見えます。田中逸郎さんのお話しでは、ここはかつて畑でそこにヤナギを植えたのが今はこのような茂みになったそうです。ヤナギはかつては漁や燃料として、きわめて重要だったそうです。
茂みに白い花が見え、よく見ると小さなウワミズザクラの茂みの花と同じでした。昨日調べたところでは、コバノガマズミです。写真を添付します。
ここからさらに進んで宮内政蔵さんの屋敷あとに近づきました。北には湿地がありますが、田中逸郎さんのお話しでは、これは土取り跡ではなく、水が湧いていた池だそうです。写真で星のような模様はレンズについた朝露です。これまでにワンちゃんはびしょ濡れになってしまいました。
屋敷跡の北側に白い花が咲いていましたが、これはニワトコの花でした。さらに西を見ると、見事としかいいようのない、太いヨシの芽が出ていました。ここは水分が多いので、立派なヨシが生えるのでしょう。写真をご覧下さい。
宮内政蔵さん屋敷跡に登り、周囲を見渡しました。ここは横堤の屋敷跡がよく見えます。驚いたことに、南にこれまで記録してこなかった屋敷跡がありました。写真をご覧下さい。
昨年作った屋敷跡図に、位置のずれがあったので、修正用にビデオで記録しましました。
ここを下り、踏み分け道を戻り、5時46分に車に戻りました。西の土取り跡沼を見ると、1羽のカルガモが泳いでいました。この前の藤岡小学校のプールを泳いでいたカルガモといい、1羽だけで泳ぐものもいるように思います。これらの個体はどういう位置づけになるのでしょうか。
5時48分、方向転換をして、帰路に就きました。朝露に心を洗われた散歩でした。 高際澄雄
皆様 今朝はワンちゃんを車に乗せ、4時36分に出発しました。ハシブトガラスは4時18分に南で鳴き出し、玄関を出たときはハシブトガラスが東で鳴いていました。空は黒い雲が一面を覆っていました。気温は15度でした。
高間の藤岡バイパス合流点に来ると、気温は14度に下がりました。北エントランス周囲堤上に4時42分に着きました。車から降りて東を見ると、今朝は筑波連山が見えます。筑波山の山頂には雲がありますが、雨がぱらぱら降っているのに、東から吹いてい来る風は乾いている感じです。太平連山もくっきりと見え、東は雲の切れ目があって、明るくなっていました。鳥は、ヒバリとオオヨシキリが元気で、今朝はホオジロの囀りもよく聞こえます。ウグイスは囀っているのですが、それほど多くはありません。キジは元気に鳴いていました。
北中央ゲート前に4時46分に着きました。気温は14度でした。ワンちゃんを降ろし、ゲート脇を抜けると、ここではウグイスが元気よく、西ではシジュウカラが鳴いていました。道路脇に植えられた樹木では、アメリカハナミズキ、ツツジ、ハナズオウがきれいです。少し歩くと、ヨシ原浄化地の南西の隅からカエルの鳴き声が聞こえてきました。そして、水路を見ると大きな波紋ができていました。コイがいるのですが、見えません。
北谷中橋を渡り始めると、チッチピーチチリ、チッチピーチチリと鳴く鳥の声が聞こえてきました。写真を撮ろうと池内水路の北側のクワにカメラを向けると逃げてしまいました。小さい鳥です。鳴き方はホオジロとは違いますし、体も細いように思います。この鳥は少しすると、チッチチリリ、チッチチリリと鳴きました。鳴き方を変えるようです。
ワンちゃんは、鳥の鳴き声に気をとられている間に、ヨシ原に飛び込み、かなり遠くまで遊びに行ってしまいました。戻ってくると、例のごとくどろんこでオオカミのようになってしまいました。
ワンちゃんと再び歩き始めると、白い花が咲く木がありました。この花が、まさに一昨日ウワミズザクラと間違えた花です。帰って調べると、コバノガマズミでした。分かってよかった!近くにウワミズザクラの花もありました。駐車場の入り口にはヤマブキも。
大野鶴蔵さんの屋敷跡に向かいました。その木には大きな鳥2羽止まっていたのですが、明らかにトビで、私が近づくと、逃げてしまいました。ここにはマイヅルテンナンショウがありますが、まだ生えていません。しかし絶滅危惧種のノダイオウは芽をだしていました。
ここから東の屋敷跡は、ヨシやオギの緑で覆われています。水野要作さん屋敷跡の東に水路跡が見えたので、写真を撮りました。添付します。
谷中村最初の住人となった岩波総本家跡(岩波正作さん屋敷跡)にはオニグルミがあり、ここでも花が咲いていました。後で調べると、垂れているのは雄花で、雌花は赤い花が咲くようですが、まだ咲いていませんでした。ここを覆う竹(淡竹)はほとんどが枯れています。今年は枯れる年なのかもしれません。
屋敷跡を辿って北に向かうと、栗原丑松さん屋敷跡の木に大きな鳥が止まっていました。慎重に近づき写真を撮りましたが、南からトビが飛んで来て、場所を交代しました。トビ同士、大野鶴蔵さんお屋敷跡でもそうでしたが、こんなことをするのですね。繁殖行動なのでしょうか。
さらに北に進むと、多くの浅い沼が見えてきました。これはヨシが伸びると見えなくなる沼です。貴重なので、写真を撮りました。こうしたところはこの屋敷跡にはかなりあります。土取り跡池や水路跡なのでしょう。その一例として添付します。
その少し北に、アクリメーションの方が作られた説明板があって、ノカラマツの新芽が伸びているのが分かりました。ノカラマツはヨシの中に生える植物で、絶滅危惧種に指定されています。写真をご覧下さい。
間明田粂次郎さん宅は、谷中村の鉱毒事務所となった家です。4月29日の渡良瀬川研究会のフィールドワークで、ちょうどこの家から移住して100年になるので、渡良瀬川研究会の理事たちが中に入るために4月25日に竹を切って、道を作りました。私とワンちゃんはその道に入りましたた。間明田粂次郎さん宅の水塚はかなり高く、お宅の豊かさを伝えています。水塚の写真と水塚から見た北の土取り跡池の写真を添付します。もう池の面影はありませんが、湿地として残っているのは、他の屋敷跡と同じです。
私たちはここからヨシ原の中を歩き、池内水路沿いの道に出ました。雨はまだパラパラと降っていて、池内水路に雨の模様を作っていましたが、強くありません。時々、大きな魚の波紋ができました。そして6時、赤麻寺の鐘の音が響いてきました。北のヨシ原浄化地からはオナガの鋭い鳴き声が聞こえてきました。
ワッチングタワー東のヨシ原浄化地西の水路を見ると、なんとコイの姿が見えます。長く写真に収めたいと思っていたコイの姿です。やや小さめで20センチくらいのコイですが、やっと写真に収めることができました。添付します。
北中央ゲート前の車に6時17分に戻り、ワンちゃんを車に乗せると、田名網さんがクロちゃんと走ってきました。ジャレッドはすぐに分かり激しく吠え出しました。しかし、しっかりドアを閉めてあるので、ただ吠えるだけです。やっとクロちゃんの頭を撫でることができました。かわいい柴ちゃんです。田名網さんは、このヨシ原浄化地の水路とモーターの配置を詳しく教えてくれました。
さて、昨日の夕方の散歩で、渡良瀬貯水池機場近くに行ってみました。すでに報告した通り、機場の西のゲートが開いていて、水が流れ込んでいます。なぜこのように水が流れ込むのか。理由が分かりました。見ると、流れ込んだ水は機場の西側の取水口から取り入れられ、東の水路の北のゲートから谷中湖南ブロックに排出されています。そのため西の水路の北のゲートは下りていて、水が流れないようになっています。これでどのように渡良瀬川の水が取水されているのか、その機構を納得しました。この方式では谷中湖を一杯になるためには時間がかかるでしょう。機場からは運転する音が聞こえてきましたが、かつて私が子どものころに聞いた浚渫船の運転音よりはるかに小さく、技術の進歩を感じました。
それから、昨日、谷中ブロックの中の構造物に止まっていた鳥をオオタカだと書きましたが、木村様からハヤブサであるとのご指摘をいただきました。確かに、大きさが小さく、最初チョウゲンボウだと考えたくらいでした。それに猛烈なスピード。ハヤブサに違いありません。胸の縞模様からオオタカだと判断したのですが、オオタカの縞模様は胸全面にありますが、ハヤブサは少し下から縞模様が始まります。ハヤブサに違いありません。今まで私が見たいと思っていたハヤブサを見、写真に収めたことになります。うれしい限りです。木村様ありがとうございました。 高際澄雄
皆様 今朝はワンちゃんを車に乗せ、4時26分に出発しました。玄関を出た4時25分、西でハシブトガラスとハシボソガラスがほぼ同時に鳴き始めました。空は曇っていて、まだ薄暗く感じました。気温は12度でした。
篠山に近づくと、気温は11度となりました。4時32分、北エントランスの周囲堤上に着きました。車から降りて鳥の鳴き声を聞きました。一番元気に囀っているのがヒバリ、オオヨシキリも元気です。ホオジロとウグイスの囀りは聞こえる程度です。キジも鳴いていました。霧は出ていませんが、もちろん筑波連山は見えません。
車に戻り、横断道路を抜けると気温は10度、それから池内水路沿いに南に走りました。4時40分、中洲から、ジジチョージジリの鳴き声が聞こえてきました。本当に何の鳥なのでしょうか。
東谷中橋近くに4時42分に着きました。気温は9度でした。ワンちゃんを降ろすと、複雑な鳴き声が聞こえてきました。ヒバリとは違います。コヨシキリか?耳を澄ましましたが、すぐに鳴き止んでしまいました。もう一度鳴いてくれ、5分待ちましたが、再び聞こえることはありませんでした。もうコヨシキリも来ているのに違いありませんが、まだ確信が持てません。
東谷中橋を渡り、谷中湖南ブロックを見ると、2羽カモが泳いでいました。写真を撮って調べると、カルガモのつがいでした。その岸に2羽カモがいました。これも写真に撮り、家で調べると、こちらはヒドリガモのつがいでした。
ここから谷中ブロック沿いに歩きました。釣りの人が歩く踏み分け道を下りると、カモが5羽いました。これも写真を撮って調べるとヒドリガモでした。
ワンちゃんは私がカモに気をとられている間に、茂みに行ってしまいました。舗装道路に戻り、呼ぶと出てきたのですが、こんどは反対側に下りてしまいました。捕まえるのに苦労しました。その間、大きな鳥が飛んできたので、これはと思って写真を撮りましたが、尾羽がバチ型で、すぐにトビだと分かりました。
それから湖畔林の間から谷中ブロックを覗き、写真を撮りながら歩きましたが、他のカモはすべてカルガモでした。そして木で鳴いていたのは、ホオジロとツグミでした。
延命院共同墓地に5時21分に着きました。見ると、チガヤが穂を出していたので、写真を撮りました。
延命院の鐘を鳴らし、連絡ノートに記入して、雷電神社跡に登り、それから落合熊吉さん屋敷跡に行きました。3月29日の谷中村ガイド養成講座フィールドワークでは、まだヨシ焼き跡直後で土が見えていましたが、もう緑に包まれています。ヨシもオギもどんどん伸びています。手前はオギ原になっています。
落合さんの西側には、赤上先生が探しておられたヤマブキが咲いていました。ただ、近くのユキヤナギと同じく、野生ではなく、植栽されたもののようです。ここでも一重と八重が混植されていました。
谷中湖沿いの舗装道路に戻り、谷中湖ブロックが見渡らせる場所に来ました。写真を撮りましたので添付します。橋は東橋です。
さらに歩くと、舗装道路に北側にオニグルミの花が咲いていました。写真を添付します。
いよいよ東谷中橋に近づいた時、猛スピードで鳥が飛びました。私は、チョウゲンポウだと思ったのですが、その鳥は谷中湖南ブロックの中に立つ構造物に止まりました。ワンちゃんを手すりに縛り、慎重に写真を撮りながら、南ブロック護岸のゲートまで近づきました。こちらを向かせるために口笛を吹くと、こちらを見ました。写真を家で調べると、チョウゲンボウではなく、オオタカでした!写真をご覧下さい。(その後、木村様のご教示でオオタカではなくハヤブサであることが分かりました。)
6時15分に車に戻り、ワンちゃんを車に乗せて帰路に就きました。
さて、昨日の夕方の散歩の報告をさせていただきます。新井奥邃の研究家、関口民雄様から谷中村関係の地図を頂き、新井奥邃についてお話を伺った(例えば、新井奥邃が荻原碌山の渡米を指導したとのこと、知りませんでした)後、上流越流堤下のウワミズザクラを調べました。これまで分かったウワミズザクラの茂みの他に、西の小さな茂みに1本、やや北の小さな茂みに1本(この木は本当に小さい)のウワミズザクラの木があることが分かりました。実は西の小さな茂みに2本あると、遠くから見て考えていましたが、1本の白い花は、ウワミズザクラではありませんでした。そのような訳で、ウワミズザクラの茂みに5本、その西の茂みに1本、北の小さな茂みに1本、陸上トラックの南の東の茂みに2本、その西の茂みに1本、合計10本のウワミズザクラの木があることが分かりました。
さて調べている間、チョウゲンボウが3分くらいホバリングをし、ノスリがまた3分くらいホバリングしました。ノスリのホバリングは今まで写真で捉えていませんので、その写真を、小さいですが、添付します。ホバリングは囲繞堤北の河川敷上がメインでしたが、越流堤上でもホバリングしました。写真はそのときのものです。
さらに昨日、4月20日にノスリだと報告した鳥は、ケアシノスリ出ある事に気づきました。実は、ノスリと判断したとき、色が変わっているなとは思っていたのですが、昨日ケアシノスリの写真を見ていた時、まさにこの色がケアシノスリの色であることに気づいたわけです。ケアシノスリは冬鳥として日本に来るそうですが、まだ残っていたということも驚きです。渡良瀬遊水池では驚くべきことが頻繁に起こります。 高際澄雄
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